伊賀の石場建ての家Web内覧会〜土壁の魅力とは。なぜ今土壁なのか

土壁の魅力、それはズバリその存在感だ。土壁とは、当然ながら土で出来ている。つまり大地、Earthそのものである。クロスとかグラスウールとか、何ちゃらとか言う新建材とかは全く関係ない。大昔からある素材、この地球そのもの、それが土なのだ。そんな地球そのもので作られた家に住むとは、何て素敵な事ではないだろうか。 土壁は高断熱でも高気密でも無い。でも何百年と長持ちして、その存在感を増すのだ。そんな目でこの... Read More

小さなカフェの作り方その5

土壁を塗る 注)これは2018年12月の話です この日、朝早くから現場に続々と集まる職人達。K山左官を筆頭に、大工や左官、さらにこの店のオーナーまでも。荒壁を一日で一気に塗ってしまう必要があるために人手が要るのだ。 ... Read More

伊賀の石場建ての家(3)まず土を寝かす

  現場へ持って来た荒壁土にも、もちろん藁スサは入っているのだが、ここからさらにたくさんの藁スサを入れる。 そして水を足してよく混ぜる。 実際に中へ入り、足でよくこねる。     藁スサが片寄らないように気をつけながら混ぜる。 ちょうど現場を訪れたお施主様も飛び入り参加。 遊んでいるわけではないのだが、泥遊びみたいで結構楽しい。     このよ... Read More

静岡遠征日記② 富士で土壁を塗る

さて、この北山さんの現場でも活躍するのが、流浪の民ならぬ、流浪の左官、小山氏だ。   髭のクマさん小山さんと、ハンチング帽がトレードマークの北さん。     ここでも当然ながら、荒壁は、1年以上藁を漉き込み寝かしてある。もちろん編み上がったえつり竹も自分達で切ってきたものだ。     今回は、公開イベントなので、参加者が続々と集まってくる。 ... Read More

松阪の家 土壁下地について

《松阪の土壁の家 Part5》 これは2016年5月頃のお話。 いつまでも去年の話を書いてる訳にいかないのだが、書くことがたくさんありすぎて、中々進まない。 さてさて、建前が終わり、いよいよ土壁付けに入る松阪の家。ここで使用する竹は、全て地元の山から切り出したものだ。 土は、この前年から現場でプールを作り、藁をたくさん掘り込んで、寝かしてあったもの。何もかも大変手間が掛かっているのだ。 そしていよ... Read More