海が見える山の家リフォーム(6)床断熱編
続いて、床断熱について。 改装部分の床は、厚み30mmの杉板を張るのだが、その下地の隙間に断熱材を入れる。 床に入れるのも、天井に使ったのと同じ、押出法ポリスチレンフォーム。 下地の都合上、ここに入れたのは、厚みは25mm〜20mmだ。 つづく ... Read More
続いて、床断熱について。 改装部分の床は、厚み30mmの杉板を張るのだが、その下地の隙間に断熱材を入れる。 床に入れるのも、天井に使ったのと同じ、押出法ポリスチレンフォーム。 下地の都合上、ここに入れたのは、厚みは25mm〜20mmだ。 つづく ... Read More
さて、海の見える家は、いよいよメインの改装場所、和室周りの造作に入る。 二間あった和室の部分を、構造は残しつつ、ガラッと間取りを変えてしまうのだ。 まずは、天井部分を施工する。 ここは、屋根の勾配を生かした吹き抜け天井になる。 屋根面に沿って天井下地を作り、そこに断熱材を入れていく。 吹き抜けになるので、とっても天井が高くなり... Read More
前回からの流れで、古民家について書こう。 今住んでいない古民家を持っている人は、たくさん居ると思う。 大体がその人の実家であったりして、物置状態になっていたりする。 そんな家は、ちっとも行かずにほったらかしになっているのではないだろうか。 ここでは、そんな現在住んでいない古民家の管理の注意点を挙げてみる。 住んでいない家は傷みやすい 何故かというと、まずは住んでいないということは、当然締めっ... Read More
今リフォームしている海の見える家は、お客様が中古住宅で購入されたものだ。 購入前には、私が天井裏と床下を確認して、雨漏りや老朽化、シロアリなどをチェックした上で、お客様にご購入いただいた。この家は、前の住まい手が手を入れてくれてあったので、痛みも少なく、水周りもしっかり直してあった。 一般に中古住宅、特に古民家は、お得に購入できることが多い。しかし下水が繋がってなかったりなど、そのまま住め... Read More
さて、ここでは昨年末から始まった『海の見える家リフォーム』の概要を説明しよう。 場所は、津市のとある山間部。 タイトルの通り、南斜面のこの集落からは、遠くに市街と海が一望できる、眺めの良いところだ。 この御宅は、築40年余りの、古民家と呼ぶには比較的新しい、土壁・瓦屋根の家。 以前に大規模リフォームされており、程度の良い住宅である。 それを、今回新しくご... Read More
1月のとある寒い日。 オーナーがお店の家具をIKEAに買いに行くというので、IKEAがどういうところか興味のあった我々は、同行することにした。 スノーボーダー坂下の軽バンを片付け、オーナー(兄)と私が乗り込み、3人で出発だ。 やって来たIKEAは、愛知県長久手市。 結構遠い。ちょっと行こうかという距離ではない。 我々がやって来たのは、平日・しかも雪が舞い... Read More
家を持つものなら一度は憧れる薪ストーブ。 うちへ来られるお客様も高い確率で、薪ストーブの設置を望まれる。 しかし、決して誰もが取り付けられる訳ではない。 何しろ薪ストーブは、燃料の薪がたくさん要るのだ。 いいストーブは二次燃焼が主流で、たいへん燃費が良いらしいのだが、それでもひと冬越すには、大量の薪を用意せねばなるまい。 それが出来る見込みがあって、初めて薪ストーブオー... Read More
当初から要望のあった、収納付きのベンチ。 作るのに時間も予算も掛かるので、一旦保留になるも、オーナーの最初のイメージ通り、制作することになる。 取り付けるのは、客席側の壁面。まずは背もたれにもなる腰板を張る。 そしてそこにベンチを作るのだが、問題は収納だ。 どう作れば使い易いか、そして何より後々の故障が起きづらいか、を考えながら、形にしていく。 ベン... Read More
晩秋のとある日、我々は、紅葉色付く山を見ながら車を走らせていた。 向かったのは、津市美杉町の山の中にある一軒家。 色付く紅葉が大変美しい。 そして、この見覚えのある丸い池と、遠くに佇むヤギ。 そう、ここは以前、木神楽で施工させていただいた日本料理店『朔』だ。 施工したと言っても、ここのセンスあふれる庭や店の造作は、ほとんどオーナー夫妻のセルフビルドによるものだ。 &n... Read More
四日市の町家再生現場改め、町家スタジオ侶居。 その町家スタジオ侶居から、新たなお知らせが届いた。 待ちに待った、スタジオ侶居のウェブサイトが公開されたというものだ。 www.studiorokyo.com シンプルでセンス良くまとまった、そして大切にしていることが伝わってくるサイトだ。 さらに、来年2月には、オープニング企画が開かれるということである。 スタジオ侶... Read More
すまい給付金というものをご存知だろうか。 新築、もしくは中古住宅を取得した場合、給付金が受けられるというものだ。 実はこれは、消費税アップ時の救済措置として、平成26年に始まり、平成33年まで続く制度だ。 新築はもちろん、中古住宅の取得も対象となる。 もう建ててしまってからでも、1年3ヶ月以内なら、申請可能だ。 ただし、給付を受ける為には、いろいろ条件があるので、それ... Read More
カーブした外壁やら、張っても張ってもなかなか進まない板張りなど、大変な作業であったが、一歩づつでも進めばいつかは終わる。 夢にまで見たこの日を、我々は迎えた。 そう、外壁がようやく張り終わったのだ。 思えば、私の不用意な思い付きにより始まったシダーシェイク張り、 そして、丸いとかっこいいなぁなどと軽く考えたデザインにより、職人を苦しませ、お施主様にご迷惑をお掛けすることになった。 しかし、その仕上... Read More
前回の下塗りから数日置いて、この日は仕上げの漆喰塗りを行う。 この日は、前回のメンバーから大工二人が抜けたが、見学のS設計士が増えて総勢7人で、漆喰塗りにトライ。 漆喰は、K山左官が前日に練って作り置きしておいたものだ。 漆喰をコテで塗るのは、ヌルヌルして塗りやすく、気持ち良い。 と言っても左官屋さんの様に平滑には塗れないので、ここでは塗りつけてコテ跡を... Read More
中庭 複雑な増築によりごちゃごちゃしていた庇を解体、スッキリとまとめた。 なお作庭は、お施主様によるものである。 離れのワークルーム 以前は大工道具置き場として使われていたこの場所。 張られていた建材を剝がし、天井は露出に、床は杉フローリング、壁は和紙張りとした。 2階和室 &... Read More
随分とお待たせしたが、四日市の町家再生の竣工写真が仕上がって来たので、工事前の写真と合わせて、紹介する。 お施主様が、町家スタジオ「侶居」と素敵な名前をつけられたので、以後そう呼ぶことにしよう。 今回の写真は、お施主様でもある、グラフィックデザイナー日出真司氏の撮影である。 正面外壁 塀や、トタン雨戸は撤去し、格子窓、焼き杉で仕上げ。 新たに付けた格... Read More