小さく住む家㉑大地を壁に 実地編
美杉から現場に戻った我々は、早速壁を塗る準備に取り掛かる。 今回塗る壁は、こちら、スモールハウスの正面壁。 数日前に、下地モルタルを施工済みだ。 現場で待機していた弟子の桝屋、スノーボーダー坂下と合流し、K山左官を含めた4人で壁塗りの準備を始める。 まずは、朔で拾ってきた陶器のカケラを、ハンマーでさらに細かく砕く。 それらを土に混ぜ込み、一緒に壁に塗り... Read More
美杉から現場に戻った我々は、早速壁を塗る準備に取り掛かる。 今回塗る壁は、こちら、スモールハウスの正面壁。 数日前に、下地モルタルを施工済みだ。 現場で待機していた弟子の桝屋、スノーボーダー坂下と合流し、K山左官を含めた4人で壁塗りの準備を始める。 まずは、朔で拾ってきた陶器のカケラを、ハンマーでさらに細かく砕く。 それらを土に混ぜ込み、一緒に壁に塗り... Read More
解体が終わって、いよいよ内装工事。 ここでの大工工事は、スノーボーダー坂下と、大工5年目桝屋のコンビを中心に進める。 今回の工事では、オーナーとともに器具付けや水道工事も自分達でやってしまうことにした。 ホームセンターで材料は揃うので、それを買って取り付ける。 車で1分程度のところにコメリがあるので、なんとも便利な現場である。 さて、このお店の名前、ラフターズカフェについて、説明... Read More
そう広くはない店内だが、設計は大切だ。 入り口から客席への動線、椅子やテーブルなどの什器の配置、厨房内のレイアウトなど、考えなければならないことはたくさんある。 オーナーのイメージは大体決まっているので、それを元に、具体的に配置計画を作っていく。 椅子の高さから、テーブルの大きさ、人が通れる幅など、一つ一つ寸法を出し、落とし込んでいく。これらの作業は大変... Read More
鈴鹿市内で、カフェ作りのお手伝いをしている。 その様子を少しづつお知らせしよう。 場所は、市街地にある某テナントビルの1階。14坪ほどある店内は、以前は居酒屋さんだったらしく、カウンターに、畳敷きの座敷席。 厨房は、設備機器も何もないが、ステンレスが張られ、棚などの什器、換気扇などが残されている。 このままでも使えなくは... Read More
さて、スモールハウスの内装工事に取り掛かろう。 この家の内部はオール杉板張り、の予定である。 床はいつもの30mm厚の杉フローリング。他の壁や天井は、厚さ10mmほどの杉板だ。 断熱材はグラスウールを使用 さて、いつも悩む断熱材のこと。 ここから少し専門的な内容になるので、興味のない方は、読み飛ばしていただきたい。 このスモールハウスでは、コストパフォーマンス・そして断... Read More
とある秋の日、朝早くから、鈴鹿市の椿小学校へと車を走らせる。 この日は、この学校でカホンワークショップを開催する日。 1限目から4限目までたっぷりと時間を使い、子供達と森のことについて学びながら、杉の木でカホンを作るのだ。 ご存知ない方に説明しておくと、当社では数年前から、杉の木で作る楽器「カホン」の制作ワークショップを開催している。 ちなみに今回は、三重... Read More
9月も後半を迎えた大安吉日のこの日。 いよいよ、待ちに待ったスモールハウスの上棟日である。 そして弟子の桝屋の初棟梁の建て前でもある。 前日に降った雨が基礎の中に溜まり、朝から水を汲み出す。 周りもぬかるんで足元は良くないが、曇り空でそう暑くない天気は、建て前にはうってつけだ。 建て前だと、通常はクレーン車の登場だが、クレーンを使うほどの材料はないので、そんなものはい... Read More
この家でも、古建具を使う。 数少ない室内の建具はもちろん、玄関の扉もリユース品だ。 ちなみに玄関の扉は、某所で捨てられそうになってたのを戴いてきたもの。 この家では、開き勝手が逆なので、取手や金具は付け替えて使う。 さらには、外側はべったりとペンキが塗ってあったので、それも削り取ってしまおう。 ここでもお施主さんの登場だ。 この日は、有給を取ってもらっ... Read More
さて、外壁のシダーシェイクに使うのは、比較的安価に手に入る2m長さの杉板、もちろん赤身である。 それを短く切り、並べてみた。 うん、なかなかいいのではないだろうか。 板の幅が同じではつまらないので、割って、わざとランダムにしてある。 ではこれでいこう、ということで早速準備に掛かる。 まずは、板を削る。 板を削らず張ってもいいのだが、この家では、杉の赤身を綺麗に出したいのと、無塗装... Read More
小さく住む家は、内も外も杉板を張る。 内部は天井から壁、床まで杉板張りにする予定だ。 杉の木はは柔らかく、手の触れるとこに使う素材としては、大変優れている。 何より、木の持つ吸放湿性により、室内の湿度を調整してくれる。 鳥羽の土壁の家 ユーティリティー そして外部。 外部に張る杉板は、塗装してもいいが、この家では無塗装の予定。 芯材である赤... Read More
木神楽では、手刻みで家づくりをすることが多い。 今取り掛かっているスモールハウスも手刻みだ。 手刻みとは 手刻みとは、大工が構造材の加工をすることである。 そんなの当たり前じゃん、と思われるかもしれないが、今の家づくりでは、工場生産のプレカットが主流だ。 プレカットは工場生産なので、大工は何もする必要はない。当然加工するための作業場は要らない。 しかし、木神楽では、そん... Read More
今日は、8月20日に行われた、みさとの学校マルシェの様子をお知らせする。 このマルシェは、廃校になった旧長野小学校を利用した、屋内型マルシェである。 主催は地域の協議会になっているが、実質的にはNPOサルシカの仕切りである。 サルシカとしても美里地域としても初のマルシェ開催は、あまりにも人が来すぎて大変なことになった。 そこらのことや、イベント全体のことを詳しく知り... Read More
モバイルハウス、前回までの経緯はこちら↓ さて、みさとの学校マルシェに展示するべく、またまたモバイルハウス制作が始まった。 実はこれで今夏3台目だ。先日納品したものが1台、さらにその前に、お客さんが組み立てる前提で作ったキットが1台ある。(これについては、現在お客さんが組み立て中。完成次第、またレポートを載せることになるだろう) さて今回のテーマは、ズバリ移動出来るハウスだ。 &nb... Read More
注)このお店は、2015年秋に竣工 随分前に書きかけて途中になってた、スモールな珈琲店の紹介の続き 以前のブログはこちら これらは、リユース品の窓やドア。塗装はオーナー施工。 では、中へご案内。 店内は、カウンターで仕切られ、手前の待合スペース、奥の焙煎スペースに区切られている。 天井・壁は、漆喰を薄塗りで仕... Read More
キッチンが組み上がったら、次に設備の取り付けだ。 この日は、一度に設備屋さん、電気屋さん、そしてガス屋さんまで来て、そう広くない現場は大混雑。 ここのキッチンでは、ガスコンロの他に、ガスオーブン、食洗機とフル装備である。 これら設備機器は、古くなると壊れて交換する必要が出てくるが、それだけ入れ替えたら良いので、この木製キッチンはずっと使い続けることが出来る。 これか... Read More