海が見える山の家リフォーム(8)杉づくしの室内

床に張るのは、厚30mmの杉板。 天井も床も杉づくしである。   今、日本では杉花粉で問題となっているように、戦後に植えられた大量の杉の木が伐採時期を迎えつつある。 そのおかげで、こんな厚みのある杉板もどんどん贅沢に使えるのだ。 厚みがあるので、板自体に断熱や蓄熱性能も期待できる。       杉というものは、非常に柔らかく、そしてその上を裸足で歩いた... Read More

海が見える山の家リフォーム(7)天井仕上げ編

和室改装の続き 次は、断熱材を入れた天井に、杉の羽目板を貼っていく。 ちなみに、工事の順番としては、まずは、足場となる床下地を作るのだが、その次には床を仕上げず、天井を先に仕上げる。 その方が、床を傷つける心配がないので安心して仕事ができるのだ。   そして、天井面に張られた杉の羽目板。 構造材が所々に刺さるように突き出ている。 この部分を張るのは、結構大変。    ... Read More

海が見える山の家リフォーム(4)和室を解体する

さて、ここでは昨年末から始まった『海の見える家リフォーム』の概要を説明しよう。 場所は、津市のとある山間部。 タイトルの通り、南斜面のこの集落からは、遠くに市街と海が一望できる、眺めの良いところだ。   この御宅は、築40年余りの、古民家と呼ぶには比較的新しい、土壁・瓦屋根の家。 以前に大規模リフォームされており、程度の良い住宅である。     それを、今回新しくご... Read More

四日市の町家再生⑧ 素晴らしいタイルの仕上がり

久し振りの四日市の町家再生現場からのリポート   2月に着工してから早5ヶ月。施主さんはすでにお引っ越しを終えたのだが、実は工事はまだ終わっていない。 現在、木神楽の工房で、オーダーキッチン製作中、現場ではお風呂のタイル貼り、大工の残工事などが続いている。 6月の梅雨時期、雨が極端に少なかったのが、工事をする我々にとっては、救いであった。 お施主さんには、しばらくご不便をお掛けしているが... Read More