小さく住む家②  日差しを取り入れる

ここでもう少し、このスモールハウスの設計を説明する。     外観であるが、屋根は南面を高くした片流れ屋根だ。 南面に面した室内には、ロフトスペースもある。 南面を高くすることの意味は、冬の日差しをたくさん取り入れるためだ。 もっとも雨も降り込みやすくなるので、軒の出は深くして、高さもなるべく抑えた。 図面では分かりにくいが、南面のウッドデッキの両袖は壁アールにせり出しでいる... Read More

小さく住む家① 小さな家作りが始まる

先日から、いよいよ着工したスモールハウス。 どれだけスモールなのかというと、床面積は6.25坪、およそ12畳半である。 その中には当然ながら、ユニットバス、キッチン、サニタリー、寝室など、生活できる機能が備わっているのだ。 設計協力 Shigezo その他に小さいながらもロフトスペースがあり、外にはウッドデッキも。 収納は、必要最低限ながら、ロフト空間、ベッドルームの下などが利用可能だ。 実はこの... Read More

みさとの学校マルシェ モバイルハウス放置される

みさとの学校マルシェ続報   さて、マルシェで展示中のモバイルハウスは、どうなったかというと、どうも子供達の遊び場になっていたらしい。 実は、私はずっとカホンの方に付きっ切りで、モバイルハウスは誰も居ず、放置状態であった。 まあ、手持ち無沙汰の子供達の居場所になってくれただけでも、設置した甲斐があっただろう。   これに懲りず、機会があれば、また出展したい。   ... Read More

みさとの学校マルシェに出店する の巻

今日は、8月20日に行われた、みさとの学校マルシェの様子をお知らせする。     このマルシェは、廃校になった旧長野小学校を利用した、屋内型マルシェである。 主催は地域の協議会になっているが、実質的にはNPOサルシカの仕切りである。 サルシカとしても美里地域としても初のマルシェ開催は、あまりにも人が来すぎて大変なことになった。 そこらのことや、イベント全体のことを詳しく知り... Read More

移動式モバイルハウスを作れ

モバイルハウス、前回までの経緯はこちら↓   さて、みさとの学校マルシェに展示するべく、またまたモバイルハウス制作が始まった。 実はこれで今夏3台目だ。先日納品したものが1台、さらにその前に、お客さんが組み立てる前提で作ったキットが1台ある。(これについては、現在お客さんが組み立て中。完成次第、またレポートを載せることになるだろう) さて今回のテーマは、ズバリ移動出来るハウスだ。 &nb... Read More

スモールな珈琲店(9)店内の紹介

注)このお店は、2015年秋に竣工   随分前に書きかけて途中になってた、スモールな珈琲店の紹介の続き 以前のブログはこちら   これらは、リユース品の窓やドア。塗装はオーナー施工。       では、中へご案内。   店内は、カウンターで仕切られ、手前の待合スペース、奥の焙煎スペースに区切られている。 天井・壁は、漆喰を薄塗りで仕... Read More

四日市の町家再生⑮最後の仕上げ

キッチンが組み上がったら、次に設備の取り付けだ。   この日は、一度に設備屋さん、電気屋さん、そしてガス屋さんまで来て、そう広くない現場は大混雑。   ここのキッチンでは、ガスコンロの他に、ガスオーブン、食洗機とフル装備である。 これら設備機器は、古くなると壊れて交換する必要が出てくるが、それだけ入れ替えたら良いので、この木製キッチンはずっと使い続けることが出来る。 これか... Read More

四日市の町家再生⑭いよいよキッチンを取付ける

四日市の町家再生がまだ途中であったので、続きを書く。 今日は、キッチン搬入のくだりを書こう。   これは取り付け前のキッチンスペース。 下地は、耐水ボードと構造合板だ。   まずは、吊り戸棚を付け、奥に10センチほどのカウンターを設置。 ここは、ちょっとした物置きスペースだ。 そうして、そこに、制作したユニットを並べて、この天板下地を載せる。   簡単に書いて... Read More

モバイルハウス完成する

モバイルハウスをイベントで展示することが、急遽決定。詳しくはこのページの一番下へ。 ちなみに、今回完成したモバイルハウスは、お客さんのところに納品したので、展示用はこれから製作するのだ。 ーーーーーーーーーーーーーー さて、その納品したモバイルハウスについて、説明しよう。 名前はハウスだが、別に使い道は物置でもなんでもいい。 これを作った経緯は、元は某左官屋さんの現場小屋作りから始まる。 初代モバ... Read More

モバイルハウス現地組み立て編

それでは、早速モバイルハウスの現地組み立てに入る。     まずは、基礎となるブロックを、所定の位置に4箇所据え置く。   次に、床パネルをその上に置く。 あとは順次、壁パネルを立てて固定していくのみ。   壁4方が立ち上がったら、屋根を乗せる。   この時点でほぼ完成。 あとは、屋根の波板を張って、コーナーの板金などを打てば完成だ。 &... Read More

モバイルハウスをパネル化する、の巻

さぁ、モバイルハウスを作ろう。 まずは、その一 材料を所定の長さで切り出す。 その二 組立てる。 床パネルは、しっかりする様に、ホゾ加工したものを組む。 それ以外は全てビス留め。 その三 ハシゴ状になったものを、一度仮組みする。 扉も付ける。 その四 外から板を貼る。 その五 扉とコーナー、屋根部分に板金を貼れば、完成だ。 完成品は重いので、運搬する為に、パネル毎にバラす。 さあ次回... Read More

またまたモバイルハウスを作る、の巻

木神楽では、スモールハウスプロジェクトを進めているのだが、その中でも究極の小さい家が、モバイルハウスだ。 モバイルハウス一号 モバイルハウス二号 さて、この夏、いよいよ正規販売を目指して、3台目を作ることになった。 設計は、元から見直し、大きさ、構造を変更。 コストダウンと、丈夫さを優先した結果、今までのよりひと回り小さくして、骨組みは太く、そして尚且つパネル化することにした。 これらのパネルを... Read More

四日市の町家再生⑬キッチンという家具

キッチン制作はつづく。   制作寸法が決まれば、まずは、たくさんある在庫材の中から、家具を作り易い、いい目をした節の少ないところを選び出す。 そして、木作りをする。木作りとは、材木のカネを出して(90度を出す)真っ直ぐ四角い材料に削り出す事だ。 この作業を適当にやると、寸法が合わなかったり、付くところが付かなかったり、後々苦労することになる。 そして次には、墨付けをして加工に移る。 ... Read More

四日市の町家再生⑫キッチンを作る

久し振りに四日市の現場の話。 6月末になり、ようやくほとんどの工事が終えた。 あと少し残っているのは、キッチンの一部と、左官工事の一部分である。   オリジナルキッチンの提案   木神楽ではなるべくオリジナルな家造りをしたいと考え、お客さんに提案しているが、その一つが、オーダーキッチンだ。 システムキッチンは便利良く作られているが、ほとんどが新建材・樹脂・木質パネルで出来てるの... Read More

子どもイスワークショップ、の巻

夏休みに入り、暑い日が続く毎日。 そんなとある日に、子供向け椅子作りワークショップをした話。   場所は、鈴鹿の某公民館。そこでは色々な講座を主催していて、以前にも依頼されてカホンワークショップを開催したことがある。 その時の様子はこちら→ もっかぐらFun!のblog そして、今回再度お声が掛かったのだが、以前とは違うのをやって欲しい、夏休みだからイスとか作って欲しい、という要望に応え... Read More