鳥羽の土壁の家WEB内覧会(5)最終編

鳥羽の家ご紹介もいよいよ最終章。   ユーティリティー   脱衣所、洗面、トイレがリズム良く並ぶスペース。間仕切りはもちろん古建具の再利用。 壁の板張りは旦那さん施工。こういう狭い場所は、壁に体や物が当たり易いので、板張りだと使い易い。   ゲストルーム     天井すぐ上は屋根だが、断熱材と通気層が取ってあり、通気窓も十分あるので、暑くはなら... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会(4)自然の木は美しい

  この家では、所々の造作に、自然のままの丸太を取り入れた。自然の造形は、そのままで美しい。   玄関の引き手に使った丸太。樹種は不明。     土間にある大きな戸の引手。これだけは、もりずむ水町氏によって表面が加工されている。樹種は榎。     玄関下駄箱の帽子掛。もりずむ製作。   階段手すりには、グイッと曲がった根曲... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会(3)眺めは抜群

  鳥羽の家、ご紹介つづき 踊り場 2階と1階の階段途中にある踊り場は、色々な使い方が出来る。とりあえずは子供達スペースになるのかな?   秘密の小部屋? 踊り場下の収納スペース。 天井も低く狭いが、こんな部屋は嫌いじゃない。     空間の有効活用   憧れのロフトスペース 屋根裏空間を利用しないなんて、もったいないし、何よりこの非日常の屋... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会⑵ 内部編

さて、鳥羽の家のご紹介の続き。   この家の見せ所は、、全てだ。 全てにおいて、その時考えうる限りの設計をし、そして自分が最も信頼する職人たちが仕事をし、さらに施主もとんでもない頑張りをを見せて、セルフビルドに挑んだ家である。     先ずは、何と言ってもここだけは外せない、土間からキッチン〜リビングの大空間。     土間からリビングへと上がる... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会⑴ 外観編

  では改めて、完成した鳥羽の家をご紹介しよう。   撮影は、ダンディーカメラマン、加納準氏である。         まずは、外観。   建物は、駐車スペース、小屋を建てる場所、畑など土地の使い方を考えて、配置を決めた。 屋根は切妻だが、勾配を変えて2階の部屋とベランダが、狭くならないようにしてある。 この方向が、正確には南... Read More

鳥羽の土壁の家⑫杉の木で作る照明

さて、鳥羽の家は、木神楽の職人と施主のコラボによって完成された。(正確にはまだ未完。後は施主が住みながら少しづつ作る)     それに色を添えてくれたのが、NPOもりずむだ。 この家は、99%、もりずむの杉の木を使っている。 が、材料供給だけでは飽き足らず、そこに居る職人達で、家具まで作ってしまった。   これは食器棚。他に下駄箱も、もりずむ製作。   &... Read More

鳥羽の家 内覧会2日目

鳥羽の家内覧会2日目の様子。     この日は、朝から曇空で、涼しい風が吹いている。 昨夜は、会場でそのまま宴会へと突入したので、皆、寝不足&二日酔い気味だ。   昨夜、早めにダウンした自分ともりずむ理事長の顔や服に、落書きがしてあった事は、酔った席の事なので、不問としよう。 しかし、Gパンに尻の穴を描くのだけは止めていただきたい。下品な落書きはNGだ。 &n... Read More

速報  鳥羽の家内覧会実施中

ここは、鳥羽市幸丘。小高い丘の上にある、閑静な住宅地だ。 周りの雑木林の山々からはウグイスの鳴き声、遠くには、電車の走る音も聞こえて、とっても居心地の良い場所である。   さて、今日から始まった内覧会。 一年越しで完成したお客さんのお家をお借りして、今日明日と開催中だ。 別に暇なわけではない。 外は暑いが、家の中は気持ち良い風が吹き、皆んなノンビリと昼下がりの時間を楽しんでいる。 さ... Read More

鳥羽の家、内覧会お知らせ 6/10,11日

  つ、ついにこの日がやって来た!     鳥羽の家に、お施主さんが引っ越すことになり、その前に内覧会を開催することとなったのだ。 ここで、ざっと鳥羽の家作りの経過を見てみよう。   建て前をしたのは、ちょうど一年前   この現場、建て前をしたのが、ちょうど一年前の6月アタマ。 それから、お施主さんによるセルフビルドと木神楽との協働作業にて、ようや... Read More

鳥羽の土壁の家⑩ 柿渋と松煙が出会った

さあ、どんどん行きます。 お次は外壁を張る。 この鳥羽の家で使う外壁材は、杉板だ。 外壁用に、腐りにくい赤身だけで製材されているものである。 杉板の塗装は、もちろんお施主さん担当。 材料にこだわる施主さんは、自然素材だけで塗装できないか調べ、柿渋+松煙というのを探し出してきた。 何と柿渋を作っているお友達がいるとのこと。 その彼のアドバイスを元に、ほんまもんの自然塗料による塗装が始まった。 松煙... Read More

鳥羽の土壁の家⑨ 土壁の外に断熱材を入れる理由

鳥羽の土壁の家、続編。 施主さんが、頑張って塗った荒壁。 施主様ブログはこちら→ 自然と共に 荒壁土が乾いてきたところで、さあやっと大工さんの出番だ。 と、言いたいところだが、実はまだまだ土塗りは続く。 荒壁の上に貫伏せ、そして大直し、というさらなる左官仕事が待っているのだ。 荒壁の状態では、土壁というのはそれほど強くない。そして貫という構造体も見えたまま。 その上にさらに土を塗っていく事によっ... Read More

鳥羽の土壁の家⑧ 土壁を付ける

鳥羽の家、現在もうほとんど完成している。連休中に、施主様セルフビルドの最後の追い込みで、仕上げまでいくのではないだろうか。 さ、話は去年に戻り、建て前が終わったところから始めよう。 建て前が終わり、いよいよ本格的にセルフビルドの始まりだ。土壁は全部セルフビルドだ。 左官屋さんにアドバイスを受けながら、えつり掻き、そして荒壁付けへと進む。 はい、お施主様ご夫婦登場。 基礎工事から始まり、土壁の準... Read More

鳥羽の土壁の家⑦ そして建て前の日

注)これは去年6月の話   実はこの直前、松阪の土壁の家の建て前もして、建て前2連ちゃんという、ハードなスケジュールであった。本来はもう少し早く建てる予定が、梅雨直前になってしまった。工期の遅れで、お客さんには随分迷惑をお掛けした。 ちなみに、ここの基礎はお客さんセルフビルドだ。地盤が良かったのでシンプルな構造だが、それでも大変だったに違い無い。 さ、建て前の様子をささっと写真で振り返... Read More

鳥羽の土壁の家⑥ 手刻みは楽しい

飛び飛びの投稿ばかりで、読みにくくなってしまい申し訳無い。 これは、鳥羽の土壁の家土壁は大地そのものだ からのつづき、 じゃなかった、新築に古建具を使う方法のつづき。   出来れば、シリーズ通して読んでいただくと分かり易いかと思う。→鳥羽の土壁の家 もりずむの木を使って建てる セミセルフビルドで完成させる 自然素材で作る 土壁を付ける 古建具をリサイズして使う 手刻みで作る さて前回... Read More

新築に古建具を使う方法

《鳥羽の土壁の家 part5》 5.古建具をリサイズして使う これについては、コストダウンの為にこれを選択した。今はベニヤを使った安い建具があるのだが、この家にそんなのは似合わない。 ここの家は内部は全て引戸なので、日本の古建具が利用出来る。引戸は、気密性に欠けるが、開け放しても邪魔にはならないので、開放的な家作りには欠かせない。 うちには、あちこちの古民家から引き揚げてきた古建具が沢山あるので、... Read More