〝リユース〟で作るスタジオ

写真師 松原豊氏の事務所を作るプロジェクト「畳de事務所」のスタジオ版、「畳deStudio」。 壁の畳の塗装も終わり、古建具も入りました。 ちなみに壁を白くするというのは、松原氏からの要望です。 撮影スタジオとして使うため、壁が白くないといけないのです。 正直、最初は白い畳なんて・・と思ったのですが、塗ってみると意外といい感じです。 ぱっと見、畳と気づかないかも。 真っ白な空間に古建具が映えて、... Read More

すべてをほどほどに

毎月第一土曜は、みえ木造塾の講義日。 昨日の講義は、私も参加する木の家ネットに所属する、すまい塾古川設計室の古川保さんでした。     冒頭の言葉は、古川さんが発した、住宅作りにおいての指標。 すべてにおいて完璧を目指すのではなく、実はほどほどにやるのがいいんだ、と。   多くの伝統的な住宅を設計されてきた古川さんは、伝統構法の論客としても、色々な場で活躍されています... Read More

またまた講習

先週に引き続き、今日も一日、講習です。 今日のは建築士定期講習というもの。 最近改正された建築士法により、これから3年毎に受けなければなりません。 内容は、先週と良く似たもの。 建築士としての基礎知識です。 子供の時だけでなく、大人になっても勉強です。 世の中知らないことばかり、生涯死ぬまで勉強ですね。 ... Read More

これも立派な資源です

ここは、津の畳処分工場です。ここでは、回収した古畳を粉砕機にかけ、焼却炉で燃やしています。 もっかぐらでは、この中から程度の良い畳を譲り受け、畳de事務所に使用しています。 , , 今日は、あと少し足らない分を仕入れに来ました。 畳の部屋も、後少しで完成です。 完成の時は、お披露目会を兼ねて、何かイベントをしたいと思います。 ... Read More

管理建築士講習

耐震偽装事件があって以来、色々増えた再発防止策の一つが、この講習です。 今日は、朝9時半から、夕方5時半までびっしり勉強、最後に試験のようなものもあります。 講習を受けてみて、改めて建築士の重い責務を、ヒシヒシと感じています。 さー、昼からもうひと頑張り! ・ ・ ... Read More

今日のもっかぐら

今日も、畳de事務所のスタヂオでは、ペンキ塗りを行なっております。 塗っているのは、準スタッフのきっさん。 真っ白な壁、よく見ると畳が張ってあるという、不思議な空間が出来てきました。 . 工房では、もっかぐらのホープ、前田君が、Y様邸新築の墨付け真っ最中。 非常に真面目で、一生懸命。 先が楽しみな好青年です。 . 私は、ペンキ塗りの段取等をしつつ、お客様への提案図面を作成中。 今日のもっかぐ... Read More

杉の赤身って強い!

少し前に、補修させていただいたウッドフェンス。 実はこのフェンス、7~8年前に作らせていただいたものです。 その時白く塗装。 それ以来なにもメンテナンスぜず、雨ざらしですが、 ペンキは剥がれていてきているものの、 ほとんど痛みなしで、改めて赤身の強さを実感! (赤身とは、木の年輪に近いところの芯材のことです) 今回は、車がぶつかりこわれたのでその部分を新しく作り直しました。 このままの無垢の色も素... Read More

新築工事が始まります。

場所は、自宅のすぐ近く、歩いて1分ぐらいのところです。 お客様は、自分の中学時代の友人! 数年前から相談を受けていたのですが、このたびついに念願の家作りが始まることとなりました。 友人とそのファミリーの人生一大イベントである〝家を建てる〟ことに、 関わることが出来てとても光栄です。   ・ 先日の地鎮祭の様子   ・   今回のおうちは、外周に土壁を付けます。 さ... Read More

熱気を抜く

畳de事務所プロジェクトの経過報告です。 先日施工した、もっかぐらオリジナル棟換気の工夫 少し分かりづらいですが、スレート波を利用し、雨が入りにくく、 小屋裏の熱気が逃げるようになっています。 いくら屋根断熱をしても小屋裏換気が出来てないと、 熱は断熱材(この場合は古畳)を暖め、下まで伝わります。 この換気口を設けて、始めて屋根断熱の完成です。 一方、屋根下の室内、棟に近い上部。 電気に頼らな... Read More

畳de事務所 第3期工事

リユース(再利用)と、ローコスト(低価格)を追及した、〝畳de事務所〟プロジェクト。 写真師松原豊氏の事務所兼スタヂオを、施工するに当たり、 処分される古畳を再利用して、 そのまま断熱材兼、仕上げ材としてつかってしまおうというものです。 ・ 今回は、‘撮影スタヂオ’の部分を施工しています。 前回、スレートの天井面に畳をはったのですが、 撮影スタヂオとして使うという松原氏の意向を受けて、 その畳を全... Read More

高橋建築工房が「木神楽」に変わりました

今年(2011年)は、自分自身が本厄です。 またこの2月で、父の跡を継ぎ工房を立ち上げてから13年目を迎えます。 この節目に、心機一転、これからの家作りに取り組みたいとの気持ちを込めて、 屋号を変えることにしました。 木神楽と書いて、‘もっかぐら’と読みます。 日々の暮らし、毎日の仕事を神様に感謝し、過ごしたいとの願い、 そして、自分たち大工の晴れ舞台である建て前を お神楽を舞うことに例え、木を... Read More

鬼瓦作り体験してきました

やっぱり物作りって面白い! 今日(29日)は、建築士会の交流会で奈良へ向かいました。 まずは平城宮跡の見学です。 復元された大極殿。すごく大きな建物です。 材料は、すべて国産の桧を使っているそうです。 柱は槍鉋で仕上げられていました。 なんとこの建物、地下に免震装置を備えています。 そして次に伺ったのが、今回楽しみにしていた山本瓦工業さん。 ここは文化財のお寺などの瓦を作り、そして瓦葺き工... Read More

断熱材不足解消の切り札?!

一部で反響を呼んでいる、 古畳を使ったワークショップ ‘畳de事務所’が、静かな広がりを見せています。 御存じのとおり、現在、メーカーの省エネ等級への生産の切り替え、 住宅エコポイントによる需要増、などにより、 グラスウールを始めとする断熱材が手に入りにくくなっています。 こんな時、知人に勧めたのが古畳を使った、畳断熱材。  古畳の畳表を剥がして、純粋に断熱材として使います。 写真の例は... Read More

丈夫な家を作りたい

兵庫県三木市のE-ディフェンスにて3週に渡って行われた、伝統構法の実大振動実験も、今日が最後。 正月明けから合計5日間、自分は、1作業員としての参加でしたが、 間近で実験を見られ、たいへん貴重な体験となりました。 今日、入力されたのは、あの16年前の兵庫県南部地震の神戸の揺れを再現したものでした。 このほんの一瞬の揺れで、6000人もの人が亡くなったと思うと、とても恐ろしく感じました。 どんな構... Read More