スモールな珈琲店を作れ(3)出来ることは自分でやる
さて、限られた建築費の中、いいものを作る為に、「私、何でもやります!」と言うクライアントのKさん。では彼女の奮闘ぶりをここで少し御紹介しよう。 其の一 塗装 何といっても一番やり易いのが塗装だ。当然ペンキ屋さんほど上手に塗ることはできないが、仕上がりや細かいことを気にしなければ、素人さんが塗っても問題ない。 ここでは、外壁の板材や、窓、デッキ材などの塗... Read More
さて、限られた建築費の中、いいものを作る為に、「私、何でもやります!」と言うクライアントのKさん。では彼女の奮闘ぶりをここで少し御紹介しよう。 其の一 塗装 何といっても一番やり易いのが塗装だ。当然ペンキ屋さんほど上手に塗ることはできないが、仕上がりや細かいことを気にしなければ、素人さんが塗っても問題ない。 ここでは、外壁の板材や、窓、デッキ材などの塗... Read More
そうして始まったスモール店舗建築、というか設置。 設置する場所は、この駐車スペース。土留めのブロックを基礎代わりにしてそこに固定。 設置すると言っても、やはりそれなりの構造で、ちゃんと建て前もするのだ。 骨組みが出来あがったところで、施主さんを囲んで記念撮影。 クライアントの施主さんは、真ん中のキュートな女性である。 キュートだからと言ってダマされては... Read More
注)この話は2015年秋のことである さて、久々のスモールハウス、新シリーズ。 今度の依頼は、「小さなお店を作りたい!」というもの。待ってましたとばかりに設計にかかるが、スモールなのは、建物だけでなく予算も同じ。設計に長い時間を掛けるわけにはいかない。 更には、数週間後にはお店をオープンしたいって!? ほぼ突貫工事だが、小さいから出来るだろう、ということで... Read More
この家では、所々の造作に、自然のままの丸太を取り入れた。自然の造形は、そのままで美しい。 玄関の引き手に使った丸太。樹種は不明。 土間にある大きな戸の引手。これだけは、もりずむ水町氏によって表面が加工されている。樹種は榎。 玄関下駄箱の帽子掛。もりずむ製作。 階段手すりには、グイッと曲がった根曲... Read More
鳥羽の家、ご紹介つづき 踊り場 2階と1階の階段途中にある踊り場は、色々な使い方が出来る。とりあえずは子供達スペースになるのかな? 秘密の小部屋? 踊り場下の収納スペース。 天井も低く狭いが、こんな部屋は嫌いじゃない。 空間の有効活用 憧れのロフトスペース 屋根裏空間を利用しないなんて、もったいないし、何よりこの非日常の屋... Read More
注)この仕事の心構えシリーズは、基本的に独断と偏見に満ちている。 書く事によって、自分への気づきとするのが、一番の目的だ。 さて、 大工になるには、何処かに弟子入りする必要がある。大工に限らず、何かのプロフェッショナルになる為には、弟子入りし、そこで技術や心構えを学ぶ必要がある。ここでは、弟子を受け入れる側からの話を書こう。 なぜ弟子を取る... Read More
さて、鳥羽の家のご紹介の続き。 この家の見せ所は、、全てだ。 全てにおいて、その時考えうる限りの設計をし、そして自分が最も信頼する職人たちが仕事をし、さらに施主もとんでもない頑張りをを見せて、セルフビルドに挑んだ家である。 先ずは、何と言ってもここだけは外せない、土間からキッチン〜リビングの大空間。 土間からリビングへと上がる... Read More
では改めて、完成した鳥羽の家をご紹介しよう。 撮影は、ダンディーカメラマン、加納準氏である。 まずは、外観。 建物は、駐車スペース、小屋を建てる場所、畑など土地の使い方を考えて、配置を決めた。 屋根は切妻だが、勾配を変えて2階の部屋とベランダが、狭くならないようにしてある。 この方向が、正確には南... Read More
さて、鳥羽の家は、木神楽の職人と施主のコラボによって完成された。(正確にはまだ未完。後は施主が住みながら少しづつ作る) それに色を添えてくれたのが、NPOもりずむだ。 この家は、99%、もりずむの杉の木を使っている。 が、材料供給だけでは飽き足らず、そこに居る職人達で、家具まで作ってしまった。 これは食器棚。他に下駄箱も、もりずむ製作。 &... Read More
鳥羽の家内覧会2日目の様子。 この日は、朝から曇空で、涼しい風が吹いている。 昨夜は、会場でそのまま宴会へと突入したので、皆、寝不足&二日酔い気味だ。 昨夜、早めにダウンした自分ともりずむ理事長の顔や服に、落書きがしてあった事は、酔った席の事なので、不問としよう。 しかし、Gパンに尻の穴を描くのだけは止めていただきたい。下品な落書きはNGだ。 &n... Read More
ここは、鳥羽市幸丘。小高い丘の上にある、閑静な住宅地だ。 周りの雑木林の山々からはウグイスの鳴き声、遠くには、電車の走る音も聞こえて、とっても居心地の良い場所である。 さて、今日から始まった内覧会。 一年越しで完成したお客さんのお家をお借りして、今日明日と開催中だ。 別に暇なわけではない。 外は暑いが、家の中は気持ち良い風が吹き、皆んなノンビリと昼下がりの時間を楽しんでいる。 さ... Read More
注)これは2年前のお話。 そして、小山左官の手で、いちおう形になったピザ窯は、さっそく、子供会の夏休みイベントで活躍した。 さて、子供会イベントは、当然ながら工房でやるわけではない。作ったピザ窯を、そのイベントを開催する会場まで運ばなければならない。 土を分厚く塗って作ったピザ窯は、人力で持ち上げることなど出来っこない。 ピザ釜は、リフトで動... Read More
工房紹介番外編 木神楽の工房には、ピザ窯がある。 2年ほど前に、左官屋さんに作ってもらったものだ。 では、ピザ窯の作り方をレクチャーしよう。まずは、材料の準備から。 材料 赤土、空き缶、パレット、板切れ、ベニヤ、新聞紙、耐火レンガ数個 赤土は、近所の山で採ってきたものだ。パレットとは、資材を載せリフトで運ぶ台の事。 では、さっそく作ろう。 先ずは、作りたい場所に、水平になるようにパレ... Read More
さて、この家の地盤作りの話だが、よく考えたら、このシリーズの一番最初に書いていた。 → 松阪の土壁の家 2016年10月2日 そこに書いてある通り、地盤は、土建屋さんに頼まず、土木のプロであるお施主さんと木神楽のメンバーで、一緒に作った。 この家を建てる場所は、あまり地盤が良くなかった。だから土壁の重さはあるにしろ、屋根やその他でなるべく軽量化を図ってある。 50センチ近くかさ上げしたのは、道か... Read More
さて、松阪の家の玄関三和土は、小山左官が叩いて作った。 そして、玄関外のポーチの三和土は、何とお施主さん施工である。 叩いて作っていく過程は、非常に単純明解だが、中々奥が深い。 土の配合、叩き締める具合、そして苦汁の役割など、非常に興味深いものだ。 工程の写真は無いが、何層にも渡って順々に叩いていく。最後は、表面が黒光りするくらいまで叩き締める。 使う道具は、左官屋手作りの、叩き棒だ。 その棒を使... Read More