雨の多い日本の屋根の特徴
それはズバリ、軒が深いことだ。雨が多い日本では、いかに外壁への雨掛りを少なくするかが重要である。
現在は、防水性の高い素材と工法が生み出され、軒ゼロの家も可能となった。が、長い年月における劣化やメンテナンスのことを考えると、軒が深い方が有利だ。
では先般作ったツリーハウスの屋根を見てみよう。急勾配の屋根は雨が早く流れ落ちるので雨仕舞いは良い。軒の出はこの小屋にして充分だが、基本的に全体のバランスと施工性を考えて決めている。てっぺんから出てる電柱はご愛嬌。
それでは、先日おこなった屋根葺きの様子をご紹介する。
屋根葺き材は、アスファルトシングル
この屋根は、反り上がっている。屋根葺き材は、この曲がりに対応できるものでなければならない。コストと施工性、後々のこと(高所なので足場を作らないとメンテナンスできない)を考えて、割と長持ちして素人でも施工可能な、アスファルトシングルとなった。
セルフビルドのはずが・・
うちは建て前だけのはずだったのだが、この日は、屋根の貼り方を教えに行くだけのはずだったのだが、結局大工のS下氏と自分とでかなりの部分をやる羽目になった。でも仕方ない。こんな急勾配の屋根を設計したのは私なのだから。
このあとの工事は、今度こそオーナー様達のセルフビルドになるはず。また進展があればお知らせしたい。
ツリーハウス施工の様子は、オーナー様のyoutubeチャンネルで詳しく見れます。屋根張りの様子はこちら→ 空中に浮かぶ小さな小屋〜Flying Tiny House〜恐怖の屋根ふき作業
いつの間にか、ツリーハウスがフライングタイニーハウスに変わったようだ。
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