当初から要望のあった、収納付きのベンチ。
作るのに時間も予算も掛かるので、一旦保留になるも、オーナーの最初のイメージ通り、制作することになる。
取り付けるのは、客席側の壁面。まずは背もたれにもなる腰板を張る。
そしてそこにベンチを作るのだが、問題は収納だ。
どう作れば使い易いか、そして何より後々の故障が起きづらいか、を考えながら、形にしていく。
ベンチの座面には、杉板を利用。この部分を蓋にする。
上手く開くようにするには、細かい調整が必要だ。
そこのところは、弟子桝屋とスノーボーダー坂下が試行錯誤しながら、形にしていく。
そうして、見事に出来上がった、収納付きベンチ。
端から端までたっぷり収納できる。
無垢板で制作してあるので、後々板が反らないように、表裏に塗装をするのが良い。そこはオーナーの担当だ。
オマケ写真
このように人もすっぽりと入れます、かくれんぼ出来ます、と体を張って見せている坂下氏。
というわけでは決して無い。
裏からビスを打つために潜り込んでいるのだが、この後、ここから脱出するのに苦労することになる。
続く