さて、スモールハウスの内装工事に取り掛かろう。
この家の内部はオール杉板張り、の予定である。
床はいつもの30mm厚の杉フローリング。他の壁や天井は、厚さ10mmほどの杉板だ。
断熱材はグラスウールを使用
さて、いつも悩む断熱材のこと。
ここから少し専門的な内容になるので、興味のない方は、読み飛ばしていただきたい。
このスモールハウスでは、コストパフォーマンス・そして断熱性能を考慮し、グラスウールに決定した。
アクリアマット 旭ファイバーグラス
(住宅用製品):グラスウール断熱材・吸音材
(住宅用製品):快適な家づくりをサポートする旭ファイバーグラスの住宅用グラスウール断熱材・吸音材、屋根材。夏涼しく冬暖かい家で、健康・快適・省エネな暮らしを実現します。新築および断熱リフォームにて活用いただける住宅用グラスウール断熱材・吸音材、屋根材を製品別にご紹介します。
グラスウールは、ほぼガラスのリサイクル製品である。
そして、この製品は、グラスウール特有のチクチク感がないので、施工しやすい。
グラスウールを使う上で注意することは、隙間なく壁内に入れることだ。しかし決して詰め込みすぎてはならない。
あくまでも自然とふわっと膨らんだ状態で、壁の中に収まるのが理想である。
次に大切なのが、気密を取ること。
この製品は、しっかりとした防湿シートで覆われているが、あくまでも室内の気密を取ることを意識して施工することが大切だ。
断熱材が入っていても、そこに室内の空気が流入するようでは、壁内結露し易くなる。
ここでは、土壁のようなアバウトさは無い。
気密テープをあちこちに貼ったので何ともブサイクだが、いい加減な施工は許されないのだ。
そして外壁側は、タイベックというシートを貼る。
これは雨水が入るのを防止するが、壁内の湿気は通してくれるという万能な素材である。
ここも、きっちり施工することが肝心だ。
そしてこの上に外壁を貼るのだが、通気層、文字どおり空気が通る隙間を作り、そこを空気が流れて、湿気をこもらせないようにする。
ここまでやって、初めてグラスウールの性能が発揮されるのだ。
続く