小さく住む家⑥ シダーシェイクの準備に掛かる

さて、外壁のシダーシェイクに使うのは、比較的安価に手に入る2m長さの杉板、もちろん赤身である。

それを短く切り、並べてみた。

うん、なかなかいいのではないだろうか。
板の幅が同じではつまらないので、割って、わざとランダムにしてある。

ではこれでいこう、ということで早速準備に掛かる。

 

まずは、板を削る。

板を削らず張ってもいいのだが、この家では、杉の赤身を綺麗に出したいのと、無塗装なので、雨弾きのことを考え、表面を削ることにした。

削っているのはお施主さんだ。

限られた予算内で少しでもいい家づくりをする為、お施主さんといえども、ばんばん働いてもらう。

 

作業は、自動カンナに通すだけなので、簡単ではあるが、とにかく枚数が多いので大変である。
うちのスタッフもお手伝いし、1日がかりでおよそ60坪分の板を削った。

そして次の行程は、この板を短く切っていくのだが、これはまた次回、お施主さんが休みの日に来てもらって行う予定である。

 

 

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。