この梅雨前の時期は、シロアリが羽化して飛び立つ季節です。
木神楽の工房でも、外で腐食していた木から沢山の羽アリが飛び出して来ました。
シロアリと聞くと、身構えてしまいますが、自然界には、普通に存在している虫です。
シロアリと、普通の羽アリとの区別は、付きにくいですが、触角や羽の形などで見分けます。
家の足元や壁から、たくさんの羽アリが出て来た時は、それがシロアリかどうか見分ける必要があります。
分からなければ、写真に撮って、専門家に見てもらうのが宜しいでしょう。
ちなみに、この写真に写っているのは、この地方で一般的に見かけるヤマトシロアリの羽アリです。
一緒にいる白いアリは、アゴが大きいので兵隊アリですね。
ヤマトシロアリは、雨漏りや、床下が湿気っているなどの原因がない限り、家の材木を食べることはないので、いたずらに怖がる必要はありません。
この辺りでは滅多に見かけませんが、イエシロアリ・カンザイシロアリという種類には、要注意です。