山間部の古民家に見られる傷みやすい箇所
まずは、この絵を見ていただこう。
このような場合、山側から湿気が来やすく、部屋の床下がジメジメしていることが多い。山があるので風も通りにくい。そうなるとそこの部分が腐りやすく、シロアリ被害も出やすくなる。
湿気対策は?
対策としては、
1、風が通るように、家の周りを片付ける・木や草を刈る。
2、山側の溝を深く掘り、山からの流水を減らす
3、家の外の地面が家の中の地面より高くなってしまってる場合、周りを低くする。
4、床下の通気を改善する。
もう一つ、湿気が上がらないように防湿フィルムを敷いて、防湿コンクリートを打つ手もある。
では屋根の雨漏り改修中の古民家から、その実例を見てみよう。
生い茂った樹木と草を刈る
このお宅は、普段住まわれていないので、家の周りの木や草が、かなり伸びていた。それらを伐採して風が通るようにした。
樹木や草が伸びていた方が、自然環境としては良いだろうが、ここでは家の湿気対策を優先している。では、次回は中の様子を見ていただく。
つゞく