姉妹店?ではない〜大阪に建った小さな円いカフェ

大阪で小さな円いカフェがオープン

オーナー様のInstagramより

オーナー様のInstagramより~

新型コロナが落ち着きつつある先日、小さなカフェ『海のカフェ高木』が、オープンした。場所は大阪は阪南市箱の浦。海を見下ろす素晴らしいロケーションだ。ここは小さな円いカフェの2号店という訳ではない。ジュリー珈琲のことをどこかで見つけたカフェオーナー様が、うちの庭にも建てたい!ということで、はるばる大阪まで建てに行くことになったのだ。(ちなみにこの大阪遠征は、コロナ騒動が始まる前に終わっている)

海を見下ろす気持ちの良い場所

施主様から依頼を受け、現場を見に行ったのは去年の夏前のこと。案内された場所は、大阪ではあるが郊外の静かな住宅地である。海のすぐそばの丘の上にあり、時折ローカル電車のガタゴト音が聞こえる、のんびりした雰囲気のところだ。見晴らしが大変良く天気の良い日は対岸の神戸まで見渡せる、そうそうない立地である。もっとも住宅のお庭なので、大きな建物は建てられない。それで私たちが作る円いカフェに白羽の矢が立ったのだ。こんな素敵な気持ちの良い場所で仕事が出来るとは、私たちも何て運がいいのだ。

建設予定のお庭。狭くはないが、屋根とかを考えるとけっこいギリギリの広さ。
駐車場として利用してたので、枕木が敷かれている。芝生が心地よい。
CGを駆使した完成予想図。後ろには大阪湾が見渡せる。

遠方での工事をどう進めるのか

しかし、木神楽から現場までは高速を飛ばしても片道2時間半。途中休憩を入れたら3時間は掛かる。当然通うのは無理。しかしなんとしてもあの素敵な場所で円いカフェを営業してもらいたい。そしてよく考えた末、一度木神楽の工房で全て仮組みすることにした。それをバラして現場では組み立てるだけにするのだ。そうすることによって現場作業を減らす。さらには、工事中はお施主様の別宅をお借りして、泊まり込みで工事が出来るようになったので、工事の見通しは何とかついた。

ということで、次回からはこの遠方工事の様子をお伝えする。


うちの庭にも円いカフェを建てたい、そんなあなたのご相談に乗ります。

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大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。