作る側のエゴを押し付けてはならない
工法とか材料にとらわれて、柔軟な発想の家作りができない、他人から見たら些細なこと、気にしなくてもいいことまで気にする、そんなこだわりの家なら、こだわらない方がいい。
材料・工法はその時々で柔軟に対応し、しかし、一つ一つに信念を持って、材料を選び、そして職人が作る。安易な妥協はすべきではないが、決して作る側のエゴで家作りをしてはいけでない。
さあ、そんなウンチクは置いといて、伊賀の家の『こだわり』の点をご覧あれ。
こだわりの風呂
伊賀の家は、わざわざ別棟にして風呂を作った。これは建築家しげぞー氏の定番スタイルである。このように作る昔ながらの風呂は、メンテナンスのことを考えて、別棟にするのが良い。
大工のこだわり造作
ここの大工工事を任せた丹建築、丹羽棟梁の仕事の一部をお見せする
こだわりの漆塗り
この家の漆塗りは、私が担当した。塗りつけた漆を拭き取り、それを何回も繰り返す『拭き漆』だ。比較的簡単に塗れる。が、下地によって漆の乗り具合が変わり、更には色が後から出てくるので、ムラなく塗るのは結構難しい。
これで、この家の紹介は一段落だが、もっと見たい方はこちらをどうぞ。
そしてこのような、こだわらないこだわりの家を建てたい方は、建築家しげぞー氏にご相談を。