さて、新型コロナについて信頼できるサイト。ips細胞でノーベル賞を受賞した京都大学山中伸弥教授による情報発信ページ。
内容はいい加減な情報ではなく、データを示した正しいと思われる内容を示して、今私たちが取るべき行動を示唆してくれている。ここでは自分が読んでわかった範囲で、内容をざっと抜粋する。
まずは、前提としてまだ分からないことが多い。あくまでも現時点で分かっている、そうであろうと思われるということだ。
新型コロナウィルスとは?
新型コロナは、多くの場合は症状が出ない。症状が出ても大半の人は咳・発熱などの軽症で終わる
そのため、罹患しても気づかず、感染を広げてしまう恐れがる。
高齢者や糖尿病など持病のある人が掛かると、肺炎が急速に悪化するし、人工呼吸器を必要とする人が出てくる。
現時点でワクチンは無い。
中国からの報告では、感染すると20%の人が重症化、5%の人が呼吸困難になり、人工呼吸器を必要としてくる。日本では4%が集中治療室での治療や人工呼吸器が必要となり、そのうち半分が亡くなっている。
急激に患者が増加すると、人工呼吸器が足らなくなり、助けられない人が出てくる。(いわゆる医療崩壊)
季節性インフルエンザについて
ワクチンがあり、ある程度の予防が可能
インフルエンザがきっかけで1000人に1人くらい亡くなっている。
新型コロナウィルス肺炎のように急激に悪化し亡くなる人は少ない
毎冬、日本だけで1千万人近い患者が発生し、インフルエンザがきっかけで1万人近い人が亡くなっているが、医療崩壊は起こっていない。
今後の課題について
世界と比べると、日本の対策は緩い。しかし感染者の広がりは遅い。
インフルエンザなどでは一度掛かると、通常1年ほど免疫が持続するが、新型インフルではまだ不明。
急激に患者が増加すると、病院機能が麻痺し、医療崩壊につながる危険がある。
感染拡大のスピードを遅くし、医療体制を整備する必要がある。
つゞく