注)この話は2019年1月頃の事です
さて、前回内側に編んだ竹小舞に、今度は内側から荒壁を塗る作業。外を塗った時と同様に、竹小舞に荒壁土を塗り込んでいく。
この荒壁が乾いたら、次は〝大直し〟という工程。荒壁が乾いてガタガタしている隙間に詰め込むように土を塗る。この工程は壁の強度を出す上で非常に重要なのだ。
ちなみにここでたくさんの職人が写っているが、左官は二人、次に家を建てるお施主さんが一人、あとその他大勢は大工である。思えば私たち大工も、随分たくさんの現場で土壁塗りを手伝ってきたものだ。