事後報告になるが、去年の暮れに着工し、今年3月に完成した、タイニーハウス的な店舗のことを書こう。
そう、それはもう完成していて、お店はすでに営業を始めている。その名も『ジュリー珈琲』
ここは、津市の久居射場町のとあるお家の庭に建っているおうちカフェである。ハンドドリップの美味しい珈琲や、今流行りのタピオカミルクティーなどを提供している。
ここの店主はちょっと面白い人で時々えっ?というようなメニューがあったりするのだが、詳しくはinstagramにジュリー珈琲の公式サイトがあるので、そこで検索されたし。
さて、この店は、見ての通り曲線を多用したユニークな建物だ。ご存知の通り、通常の建物は四角く、直線によって構成されている。それは何故かというと人間が機械などを使って加工するには、直線加工が最もコスト的に効率が良いからだ。よって直線、90度、そしてそれを利用した四角い建物が建てられるのである。
しかし、自然界の造形に直線はほとんど見られない。人間の住むところも、あまり道具がなかったその昔は、自然界のものを生かした曲線的な建物で構成されていた。それがいつしか道具を使い、機械を発明し、効率を追い求めていく中で、建築物は、直線で構成されるようになったのだ。
確かに直線は決して悪くはない。角が立ったピリッとしたものは、それは素敵で、人間にしか作り出せないであろうとも思う。
でもそういう世の中だからこそ、曲線的な建物があると、人々は心惹かれるのである。
続く