ここは、木神楽の工房の土場。その南側の斜面には、大きな1本のクルミの木がある。
(この記事は、2017年6月2日の記事を書き直しました。)
毎年、秋にはたくさんの実をつけるのだが、それを狙っていつからか、リスが姿を表すようになった。
クルミを咥えて、駆けてゆくリス氏。その愛くるしい姿を何とか捉えようと、カメラを持って頑張って撮った写真だ。
木に実がなり始めると、どこからともなくリスが現れる。
くるみは、かじって木から外す。
外したくるみは、がりがりかじる。どこまでかじっているのかは分からない。表面に、皮の部分があるので、中の種が出てくるまでかじるのかもしれない。そして、それをどこかへ運び去る。昔、読んだ本には、土の中に埋めて隠し、冬に備えるのだということが書いてあった。しかし、たくさん隠しすぎて忘れるらしい。そうして埋められた実から発芽し、別の場所に新たなクルミの木が生える、ということだ。
自然は何とも上手く出来ている。
ちなみに、ここ何年かは、2匹のリスを確認している。彼らが来ると、沢山実っていたくるみの実はあっという間に無くなる。自分でも食べてみようと、昨年は落ちたものを拾い集めたが、中身が少なく、実を取り出すのがあまりに面倒すぎて断念。
年々大きくなるくるみの木。
今年もたくさんの実がなった。そしてすでにリスが様子を見にきている。もう食べられると思ったら、きっと一気に取って行くに違いない。
これから8月に掛けては、リスに出会える確率は高い。
お暇な方も忙しい人も、是非、木神楽の工房へリスを見に来て欲しい。工房は山の中なので、避暑にはもってこいだ。