小さく住む家 Web内覧会(1)外観編

まず外観から見ていこう。

 

南面に深く突き出た軒により、多少大きく見えるが、6.25坪の極小住宅だ。

 

屋根は、シルバーカラーのガルバリウム波板。安価で施工しやすく、さらに波の部分が通気層になって一石二鳥である。

 

特徴ある外壁は、杉の赤身板を細かくうろこ状に貼ったシダーシェイク。

 

板は、3重重ねで雨の侵入を防ぐ。張り方によって色々表情を変えることができる。

この外壁、実は私自身が永年やりたかった事だ。この小さく住む家でついに実現できてとても嬉しい。
家づくりは、お客様の夢の実現であるが、それに私達も乗っからせてもらい、作り手として楽しませてもらっている。

工事中のシダーシェイク

 

 

そして正面、南のウッドデッキ。

深く突き出た軒により、雨の日でも快適である。もちろん、壁の間接照明でナイトシーンもバッチリだ。

さらにこの軒、部屋への日差しを夏は防ぎ、冬は目一杯取り込む。

 

ウッドデッキ両側の袖壁。

この湾曲した両袖壁は、屋根を支えるのはもちろん、夏は東日・西日を遮り、冬はウッドデッキへの北風の回り込みを防ぐ役割を担う。

 

ウッドデッキ面の外壁は、オリジナル土壁仕上げ。

土だけでは壁への接着力がないので、モルタルとボンドを併用。

 

 

玄関ポーチの屋根も大きめ。

 

玄関ドアもポーチも木製なので、これくらいは必要だ。

 

つゞく

 

 

 

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。