今リフォームしている海の見える家は、お客様が中古住宅で購入されたものだ。
購入前には、私が天井裏と床下を確認して、雨漏りや老朽化、シロアリなどをチェックした上で、お客様にご購入いただいた。この家は、前の住まい手が手を入れてくれてあったので、痛みも少なく、水周りもしっかり直してあった。
一般に中古住宅、特に古民家は、お得に購入できることが多い。しかし下水が繋がってなかったりなど、そのまま住めないことがあり、購入金額以上に、改修費用が掛かってくるので、そこは購入前にしっかり確認しておく必要がある。
ここでは、古い家(古民家)を購入されるにあたっての注意点をまとめてみる。
- 立地条件 地盤は良さそうか、湿気る土地では無いか、崖崩れとか浸水の恐れはないか
- 雨漏り 屋根はしっかりしているか、雨漏りしているところはないか
- 床下の状況 基礎はしっかりしているか、湿気による腐食・シロアリ被害はないか
- 給排水の状況 下水は繋がっているか、浄化槽なら排水経路はあるか、配管は古くないか
- 構造について しっかりしているか、耐震的に見てどうか
以上のことを、しっかりと確認してから、購入しよう。
その時は、信頼できる大工、工務店、もしくは建築士に頼んで、見てもらうことをお勧めする。
写真は、点検時に覗いた、海の見える家の屋根裏である。しっかりした丸太梁が何本も見える。