小さく住む家⑮シダーシェイクを張る

さあ、ようやくお楽しみの外壁工事に取り掛かる時が来た。

以前お施主さんにも手伝っていただいて下準備をした、杉の赤身板を張るのだ。

 

短く切った板を、重ねて貼っていく。幅はランダムにし、長さも変える。
張り方によってテイストは大きく変わるが、それは実際の施工に当たったこの二人に任せた。

 

 

板は、雨が入らないよう、そして釘が見えないようにと、3枚重ねになっている。
要するに、通常の板の3倍分を張る必要がある。

下から順番に貼っていかなくてはならないし、1日貼ってもたいして進まない。

何でこんな面倒な張り方をするのかと、二人のボヤキが聞こえて来そうだが、いいものを作るには手間暇が掛かる。
そこのところを理解してもらいたい。

 

そうして、徐々に貼り上がって来た外観。
いい雰囲気になって来たではないか。

 

 

 

 

 

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。