6月から三重建労中央支部で始まった四方転びの講習。
これまでの経緯はこちら↓
ここで再度、色々と説明しておこう。
四方転び踏みとは?
脚が四方に広がっている、折り畳み式の踏み台。
これの図面を書き、墨を付け、加工、組立てるには、大工の高度な知識と技術が必要なのだ。
三重建労中央支部とは?
三重建労とは、三重県建設労働組合の略称である。
加入しているのは、三重県内の大工をはじめとして、左官、電気、内装、塗装など、建設労働に従事する職人で、総数、1万人を超える。
建労は、地域ごとに14支部にわかれているのだが、その中で、旧久居市地域を担うのが中央支部である。
なお、建労では、組合にまだ加入してない建設労働に従事る若者を始めとする労働者を募集中だ。
組合へ加入するメリットは、健康保険・労働保険・確定申告・資格取得など、多岐にわたる。
詳しくは中央支部のホームページをご参照あれ。
模擬試験を行なう
さて、前置きが長くなった。
7月のとある日曜、三重建労中央支部会館は、休みの日にも関わらず、朝から熱気に包まれていた。
いつも夜に行なっている講習を、この日は、まるまる一日掛けて行なうのだ。
この時間内で、図面と踏み台を完成させる。これは本番の競技大会と同じタイムスケジュール。この時間内で作り上げられてら、取り敢えず合格である。
因みに、私の役割は、監督なので、見てるだけだ。
が、当然、ただ見てるだけって訳ではなく、図面が出来たらそれをチェックし、本体が完成したら、それをチェックし、そしてちょっとコーヒー飲んで雑談したりとか、色々忙しい。
今回、本番と同じ時間でやったのだが、参加した3人とも時間内で完成することは出来なかった。
最後の一人が完成したのは、2時間近くオーバーしてからだ。しかも二人は寸法間違いで、大きさが違っている。
まあでも、この日は本番に備えての模擬なので、大丈夫だ。
あくまでも本番で時間内に完成させることが目的なのだから、今回で、自分が今取り組むべき課題が分かったことが大切である。
さてその本番は、8月5日に迫っている。
私は、大した役割りは果たしてないが、青年大工のみんな、頑張れ!とエールを送ろう。