注)この現場は、2015年秋に竣工済
そんなこんなで、スモールな珈琲店は完成した。
建て前をしてから、ちょうど2週間で竣工。こんな早い現場は早々ないだろう。
さて、ここでは、このお店の製作工程を、もう少し詳しくお伝えしよう。
構造は、基本105mm角で組み上げてある。
高床式にするために、床梁には背の高いものを使用。
材料は、古材で在庫してた米松。ひねりが強く出ていて、加工には少々難儀した。
床下はフリーになっていて、給排水が見えている状態。メンテナンスは楽である。
ちょっと工夫した屋根の垂木。
入口の軒の部分は、深くはね出すために、一部分に鉄骨で補助を入れている。
お店の要である水回りは、お施主さんがお持ちのシンクと水栓を使うので、それに合わせて、赤松のフリー版を加工した。
床には、いつもの杉板30mm厚を使う。ここはお店なので、水で流せるようにウレタン塗装をし、排水口を設けてある。