工房紹介④  ピザ窯を作ろう

工房紹介番外編

木神楽の工房には、ピザ窯がある。

2年ほど前に、左官屋さんに作ってもらったものだ。
では、ピザ窯の作り方をレクチャーしよう。まずは、材料の準備から。

  • 材料     赤土、空き缶、パレット、板切れ、ベニヤ、新聞紙、耐火レンガ数個

赤土は、近所の山で採ってきたものだ。パレットとは、資材を載せリフトで運ぶ台の事。
では、さっそく作ろう。

  1. 先ずは、作りたい場所に、水平になるようにパレットを設置。土の上に木のパレットを置くと腐りやすいので、要注意。
  2. パレットの上に木枠を作り、空き缶を敷き詰め、水で練っで粘土状になった赤土を敷く。
  3. その上に木とベニヤ、新聞紙などで、ピザ窯の大きさの型枠を作る。(これは、内部の大きさとなる。)
  4. 窯の入り口を、耐火レンガを使って作る。
  5. 型枠の周りに、粘土を厚く付ける。

と、まあ簡単に書いたが、あなたに出来るかどうかは分からない。

左官屋さんは、ここまで約2日。

この後、しばらく土を乾燥させる期間が必要である。

急いで乾燥させたい場合は、中で弱火を起こして、でもなるべくゆっくり乾かす。


急いで乾かすとヒビ割れの元である。何でも急激な乾燥は良くない。

この時は、急いで乾かしたかったので、火を入れて乾かした。

案の定、少しヒビ割れが入っているが、それはまた土で埋めたらいいので、それ程深刻になる必要は無い。

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。