職人の心得の追加
前回書いた職人の心得①はこちら
職人としては、当然の心構えなのだ。
弟子、大工見習いは特にしっかりと取り組んで、習慣としておくように。
注)基本的に記事は独断と偏見に満ちてます
- 1日の始まりに、今日の自分の仕事をどこまで出来るかイメージを描く。
- 1日の終わりには、そのイメージ通りできたかどうかを確認する。
これは、1日を無為に過ごすな、ということ。
勘違いしていないか。
仕事って、時間通りに来て、時間が来たら帰ったらいいのでは無いよ。
職人とは、よりいい仕事を、よりきれいに、そしてより早く出来るよう目指すもの。
仕事は、イメージ通りには進まない。途中で予定してなかったすべき事が必ず出てくる。
ほぼ9割方は、思っていたより手こずり、時間が掛かってしまうものだと考えて良い。
が、いかにそれを少なくし、自分の思い描くように進めることができるようになれるか、だ。
それには、毎日ブラッシュアップし続けることである。
1日の始めに自分の仕事をイメージし、出来なければ、どうして出来なかったかを考え、それに翌日に生かす。
それを毎日毎日、繰り返す。そのことによって、少しづつ進歩する。
職人仕事は、急に出来るようになったりしない。毎日の小さな繰り返しの作業によって、磨かれ、出来るようになるもの。
その事を忘れず、日々1日たりとも怠るな。