火星に土壁の家を建てる

御報告が遅れましたが、NASUと共同で行う、「木神楽house イン火星」プロジェクトが決定となりました。

 

《この投稿は、エイプリルフールネタです。あしからずご了承下さい。》


NASAが、2030年に有人火星探査を計画しているのはご存知の通りですが、当然火星探査基地ともなるべきものも計画されています。

そこは、ひとつの街の様なものになるのですが、その中の一つに、木神楽プロデュースの木と土壁の家を建てるというものです。

もちろん、火星の石を使った石場建て、更に火星の土で壁を作ります。

 

今回のお話、NASU長官からの直々の依頼です。もちろん当然最初は断りました。

日本には、うちよりもっと素晴らしい建築をする工務店や設計事務所は沢山ある、と何度も伝えたのですが、トレンプ大統領からの電話で、プロデュースだけでもして欲しい、との事で、お引受けする事にしました。

建物としての条件は、火星にある素材を活かして、更に火星に残してきても決して害にならず、自然に風化し土に還る家です。

そこに住む宇宙飛行士は、もはや地球に帰還する事は出来ないので、生涯をそこで暮らします。だから、安心して、そして尚且つ安らぎを感じて住める家にして欲しいとの事です。

骨組みの加工はこちらで済ませるとして、問題は、向こうの土が使えるのか、水はあるのか、竹小舞を編む竹は生えているのか、何より、誰が火星まで行って建てて、土壁を付けて来るのか。

そこで木神楽では、火星まで行って家を建てたい、土壁を付けたいという職人を募集する事にしました。2030年まではまだまだ時間があるので、まだこれから見習いを初めて大工や左官になるのでも構いません。

ただし、火星へは片道切符です。

行ったら帰って来る事はないでしょう。生涯をこのビックプロジェクトに掛けてもいいという強者がみえたら、是非ともご連絡をお待ちしております!

 

尚、下記ニュースにもあるように、近々来日する長官と、第1回目となる打ち合わせをする予定です。

火星への旅、日本も一員に。朝日新聞より

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。