「石場建ての家を建てたい」
と言う、強い意志を持ったお客様との出会いから始まりました。
お客様は、土木のプロ。
伝統的な家づくりをしたい、という強い想いと、お客様ご自身の経験からコンクリート、セメントの類いは一切使わず、作業を進める事になりました。
先ず取り掛かったのは、地盤を造ること。
50センチ近くカサ上げするため、通常は杭打ちか改良材を使う所、砕石や割りぐり石、などを転圧しながら土を固めていきました。
土留めは石積みと、杉の赤身での落とし板で製作。
土木作業に長けているお客様の手を借りて、何とか地盤を固めることが出来ました。
ここまでかなり時間が掛かったのですが、本当に大変な作業はこれからでした。
つづく