「刻み」とは、家を建てる構造材を、大工が加工することを指します。
最近は工場加工がほとんどになってきたので、大工自ら加工することが少なくなってきました。
木神楽でも工場に加工を発注しますが、
自分たちの手で作りたいので、なるべく工房で出来ることはやります。
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ここでも古畳を利用
現在、工房で刻み加工中の「雨降りを楽しむ家」。
構造材の加工はほぼ終わり、現在は、最後の仕上げ、屋根材の加工をしています。
「雨降りを楽しむ家」では、再生・リユースを取り入れることにしていますが、
その第1弾として、畳de事務所でも使った古畳をここでも利用します。
使うのは、スタイロ畳。
中身はスタイロフォームと木の屑を固めたインシュレーションボード。
畳のヘリをカット、畳表は取り除き、真ん中の部分だけ使用。
どこをどう見ても、もう立派な普通の断熱材!
床と天井の断熱をこれで担います。
ちなみに壁は、土壁+パーフェクトバリア50㎜。
土壁の良さに、断熱性能をプラスです!
加工が終わった梁。
2階・ロフトの床梁。三重県産の天然乾燥の杉です。
屋根の構造材、母屋と桁
桁などの継手は追っかけ大栓継ぎ。手間は掛かりますが強度はあります。
屋根面に張る野地板兼、天井板。工房であらかじめ長さを切りそろえています。
下に積んであるのは90角の屋根垂木。
次は造作材の加工に入る予定です。
建て前の日取りもそろそろ決めなければなりません。